保護者の方のご都合により、お子様だけで受診したいと希望されることがあります。お子様が風邪をひいたり、頭をぶつけたり、心配のためで急ぎ受診を希望されるのだと思います。また、ご自身も仕事の都合がつかない、先約があるというようなご事情もあるのだろうと思います。
しかし受診の際には、保護者が未成年者と一緒に説明を聞いて、未成年者の代わりに決めていただかなければならないことが沢山あります。例えば、放射線検査を受けるかどうか、もし病気やケガに心配な点がみつかり精査や入院が必要な場合は紹介先をどうするか、経過観察をする場合でも次回の受診日をどうするか、薬には副作用があるので内服を希望するか、いろいろなケースが想定されます。その場ですぐに結論を出さなければ、治療や診察を先に進められない重要事項もあります。
このような理由で、18歳未満の方(高校生まで)が初診する際には、保護者、あるいは保護者の代理となる方(他の成人したご家族、学校の先生や養護教員、保育士など)が、必ず一緒に受診いただきますようお願いします。※
※ 例外的に高校生(16歳以上)の未成年者で同じご病気やケガで定期的に当クリニックに通院されている患者様(例:片頭痛で一月に一度受診している、頭をけがして数日ごとに消毒に通っているなど)はこちらも了承の上で未成年者のみで来院いただくことがありますが、基本的には未成年者の受診には保護者・保護者の代理となる方の受診・ご同伴をお願いします。未成年者の健康と安全を保護するためには、未成年者の側に立って保護者の役割を果たしていただける方が必要なのだと考えていただければ幸いです。