認知症とは様々な病気の総称です。代表的なものがアルツハイマー型認知症で、患者さんの半数以上を占めます。脳内にアミロイドβと呼ばれるタンパク質が少しずつ蓄積して、20-30年を経て神経細胞の変性を起こして認知症となります。他には、脳血管障害型、レビー小体認知症、前頭側頭葉型認知症と呼ばれるものもあります。もの忘れ外来の受診に御本人が抵抗感をもたれるケースがあります。そういった場合に、まず先に御家族だけでお話をお聞きする「もの忘れ相談」を行なっています。

  また、高齢者に多い病気の慢性硬膜下血腫や水頭症なども認知力が低下します。うつ病も認知症に非常に似た症状を呈することがあります。認知症は似た病気ではないか確認してから治療に入ります。当クリニックでは「スプリア 16列/ヘリカルCT」で頭蓋内に他の病気がないか検査した後に、治療のご相談をしています。

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