眼瞼けいれん・顔面けいれん・上下肢の痙縮・原発性腋下多汗症などを治療します。いずれも保険治療となります。 現在、皴とりなどの美容上の治療は行っていません。

 ボツリヌスは神経と筋肉のつなぎ目に作用し、神経伝達物質をブロックする治療法です。けいれんや痙縮を抑えて、汗腺を麻痺させます。効果は約3ヶ月(エクリン汗腺の場合は4-9ヶ月)持続します。効果が切れると症状が再発しますが、治療は繰り返し行えます。

 ボツリヌス治療は以前のエタノールを注入し神経変性を起こす方法とは違い、神経に永久的なダメージが残りにくいというメリットがあります。そのため、繰り返し治療をすることが必要です。

  1.  初めに診察を行います。収縮している筋や患部を確認してボツリヌス注射を何単位使うかなどのプランを立てます。詳しい説明を受けて同意書に署名します。実際の治療を行う日(予約日)を決めます。
  2.  予約日に受診して注射をします(所要時間は約15分~30分)。顔面けいれんの場合お化粧はしないで、上下肢の痙縮の場合はジャージや半ズボン・原発性腋下多汗症の場合は腋下を露出しても大丈夫な服装・下着で来てください。また。原発性腋下多汗症の場合は、事前に腋毛の処理・剃毛をお願いします。
  3.  約1週間後の再診をお勧めします。ボトックスの効果や副作用を確認し、追加治療などについて相談します。症状がまた出たら、この治療を繰り返します。何かご不明な点があれば、ご相談ください。