インフルエンザが流行

 新年あけましておめでとうございます。寒い日が続いてますね。今日はクリニックを開く準備をしているのですが、いやはや何をするにも寒くて大変です。

 上のデータは昨年12月21日発表の東京都福祉保健局のものですが、インフルエンザが流行してきました。風邪症状で受診いただく患者様の中にも、感染した方が見つかるようになってきました。

 時に受診の際に、「熱は出ていないけれども頭や体の節々が痛むので、経験上インフルエンザだと思う。調べて欲しい」といわれます。ところがインフルエンザの検査は鼻腔内でインフルエンザが増えたものの一部を取ってきて調べます。だから、インフルエンザ感染があってもまだウイルスが増殖していないような、熱の出ないごく早期の患者様では検査をしてもほとんど陽性反応がでません。

 一般的な迅速診断キットでインフルエンザにほぼ確実に陽性反応が出るのは、熱が出初めてから12時間以降といわれています(ドライケムでも3時間ぐらい)。インフルエンザは38度を超える高い熱が特徴で、おおよそ2-3日症状が持続し、その後は体内のインフルエンザの数は急激に減っていきます。

 インフルエンザ用の抗ウイルス薬は発症後48時間まで効果があるといわれています。その後は自然に治る例が多いので対症療法で解熱薬などを出すことはありますが、抗ウイルス薬の治療適応はありません。インフルエンザの時間的な推移をご理解いただき、患者様とともに有効な診断や治療を行いたいと思います。

2018年スギ花粉は多い見込み

 日本気象協会が10月に来年度のスギ花粉の飛散状況の予測を発表しています。関東甲信越地方では、来年は本年度の1.5倍・例年よりやや多いとの予想でした。

 花粉の飛散状況は前年度の夏の日照時間や気温に大きく左右されます。今年の夏はもはや記憶の彼方ですが、全国的に気温が高く雨は少なくて日照時間が多かったそうです。

 今年の夏の気候は来年の春に、たくさんのスギ花粉を飛散させるかもしれません。思い返せば、秋にはいくつも台風が来て大雨を降らせましたが、7-8月は渇水が問題になるくらい雨は少なかった気がします。

 本格的にスギ花粉が飛び始めると、舌下免疫療法の導入出来なくなります。年末年始はお忙しいとは思いますが、もしご希望される方はお早めにご相談ください。

プラセンタ注射始めました!

 更年期障害のご相談を受けることが度々ありました。今まで保険診療として漢方薬の処方を行ってきたのですが、新しく自由診療でメルスモンのプラセンタ注射を始めることにしました。

 初めに副作用や注意点などについて説明します(その際に初診料がかかります)。もし話を聞いた上で、治療を受けない選択をされても大丈夫です。治療を受けられる方は週1-2回通って注射による治療を行いますが、治療は慣れてくれば比較的短時間で終わります。

 自由診療なので、回数も量も治療する期間も自由に選べます。興味をお持ちの方は、ぜひ当クリニックへお尋ねください。

 プラセンタ注射(自由診療)のページ

秋からスギ花粉症対策!

今日は舌下免疫療法の話を書きます。春にスギ花粉で苦しまれている方多いですね。もし毎年のことなら秋のうちから花粉症対策を始めてはいかがですか?

スギ花粉の舌下免疫療法(シダトレン)は減感作療法の一種です。スギ花粉が飛散する時期(凡そ1月下旬から5月上旬)には始めることが出来ません。だから、秋のうちに始めた方が良いのです。詳しくは、当サイトの舌下免疫療法のページを御覧いただくとして、患者様によく質問を受けるポイントを書いてみますね。

舌下免疫療法は、12歳未満の小児・妊娠中・授乳中の患者さまに関しては効果や副作用について不明な点があるためお勧めしておりません。また全身性の免疫疾患やがん治療中の患者さまも同様です。治療を一時的に中断した場合は維持期で1-2週間であれば同じ量から再開できますが、長くなると最初から治療をやり直すことになります。副作用は使用開始後一月以内に多いといわれています。なお、現在シダトレンは薬液を舌の根元に滴下する形で治療しますが、保存性に優れ扱いやすい錠剤も開発されています(発売時期はまだ未定です)。

この機会にご相談いただければと思います。

梅雨の間に熱中症対策

ムシ暑くてジメジメした日が続いています。例年梅雨明けは7月21日頃ですが、去年は7月29日にずれ込みました。さて今年はどうなるしょうか?

クーラーのなかった時代、自然と梅雨の間にカラダが暑さに慣れて汗のかき方が変化しました。これを「暑熱順化」と呼ぶそうです。

暑熱順化すると汗を分泌する汗腺が活性化して、体温が上昇すると素早く汗が分泌されるようになる。さらに、汗に含まれるナトリウムの量が減少し電解質バランスが崩れにくくなる。つまり熱中症になりにくくなるそうです。

暑熱順化を促すためには、良く汗をかくこと。半身浴やサウナも良いようですが、もっとお勧めなのは運動してシッカリ汗を流すことです。毎日続けられれば、おおよそ1週間で汗のかき方が変わるそうです。いつもクーラーの効いたお部屋で仕事や家事をしている方は、時に意識して汗をかいた方が良いかもしれません。

熱中症予防には、もちろん充分な水分の補給やナトリウムの補充、疲労した場合には無理をせずクーラーの効いた冷所での安静が大切です。一方で、今の時期だからできる夏への準備も、忘れずにしておきたいものですね。

クリニックの壁にも緑を

当クリニックの壁は白っぽくて、ちょっと殺風景な感じもしました。

そこでスタッフが、いろいろな部分にウォール・アートを貼ってくれました。

クリニックにいらした際、新しい緑がどこに生えたか探してみてくださいね。

ホームページをリニューアルしました!

1年ぶりぐらいに、ホームページをリニューアルしました!

途中ヘッダー画像が交換できなくなったり、ブログやニュースの閲覧が出来なくなったり、「もしかして、やっちゃった?」と幾度か青ざめたのですが、どうにか形になりました。

今回のはホームページとしては3代目ですが、前よりも少しスタイリッシュになったと自画自賛しています。

うちではインターネットで見つけて来てくださる患者様も多く、ホームページを使ってこんなことをやってますとアピールしたい気持ちがあります。また新たに遠隔診療や、スマホの無料アプリで血圧・頭痛の管理を始めたので、それらもぜひ知っていただきたい。

新しいホームページのご感想を受診された際にお聞かせいただければ、とっても光栄です!

 

DOAC(直接経口抗凝固薬)について

 DOAC(Direct Oral AntiCoagulants)についてまとめてみました。以前経口の抗凝固薬はワルファリンしかなく、血液検査で凝固能のチェックをしながら使用をしていました。しかし、その後複数の薬剤が開発され、新薬の開発・競争の激しい分野の一つとなりました。NOACとも呼ばれますが、ほぼ同じ薬剤をさしています。

 2011年にまず直接トロンビン阻害薬(ダビガトラン:製品名プラザキサ)はワルファリンの代替薬として登場しました。続いてXa阻害薬(アピキサバン:製品名エリキュース、リバーロキサバン:製品名イグザレルト)が続き、静脈血栓症の薬であるエドキサバン(製品名リクシアナ)がNVAFに適応が追加されました。いまでは静脈血栓塞栓症と心房細動の分野では第一選択薬です。

 ワルファリンの方が良い点は、機械弁移植後(DOACは禁忌)、高度腎機能低下(CrCL15未満、DOACは禁忌)それに薬価が安くてすむ点です。DOACの良い点はワーファリンのようにPT-INRをチェックしながら使わなくてもいいこと、食事や他の薬の飲み合わせで制限が少ないこと、半減期が短いことなどです。しかし注意を要する点としては、定期的に腎機能のチェックをしながら使用しなければならないこと、出血した場合の拮抗薬がないこと、などが挙げられます。

 複数あるDOACの選び方のポイントを、おおまかに以下のようにまとめました。

① 中等度腎機能低下(CrCL15まで)の場合、アピキサバン・エドキサバン・リバーロキサバンが使用可能

② 脳塞栓症リスクが高い場合(CHADS2スコアの5,6点)はダビガトラン150㎎

③ 出血リスクが高い場合、アピキサバン・エドキサバン・ダビガトラン110㎎

④ 内服の回数を少なくしたい患者様には、エドキサバン・リバーロキサバンが1日1回。

⑤ 静脈血栓塞栓症(外来で単一薬剤を用いる場合):アピキサバン・リバーロキサバンに適応あり。

 選択肢が増えるのはいいことなので、その中から適切な薬剤を選べるようにしたいと思います。

 

 

はやくも花粉シーズンに突入

 1/31のNHKニュースによると、ウェザーニュース社が東京・神奈川・千葉・茨城・埼玉の一都4県で「花粉シーズン」に突入したと発表しました。上記の範囲での3割以上の地点で、一部の人に症状が出始めるレベルの花粉が観測されたそうです。

 2017年の東京の花粉飛散予報は、昨年の日照時間が少なめだったことから、関東では例年並みかやや少なめといった予報です。しかし油断は禁物です。以前は隔年ごとに飛散量が増えたり減ったりしていましたが、最近は予想が外れることも多いからです。

 環境省が2/1から運営を開始した花粉観測システム(通称:はなこさん)を見てみました。まだ九州、中国・四国、関西、関東地区の運営ですが、なんと本日10時で東京の多摩地区の飛散が全国1位のようです!北西の風に乗って、多摩地区の花粉が全部桜新町に飛んでくるかも!・・・と心配になりますが、飛散量もまだまだ少ないので影響は少ないと思われます。

 しかし、このはなこさん、時系列を追って花粉の飛散量を見ることが出来たり、なかなか面白いシステムです。最大の特徴がスギ花粉の飛散量をほぼリアルタイムで見られること。上の名前のところにリンクを張っておいたので、興味のある方はどうぞ。

とうとう、インフルエンザに流行警報が!

 本格的な寒さと乾燥した気候のせいで、インフルエンザの流行が本格化しています。1/26に東京都ではいままでの「注意報」から切り替えて、「流行警報」を発令しました。 昨年に比べて2週間ほど早いようです.

 詳しくは次のリンク 東京都健康安全研究センターの「東京都インフルエンザ情報」) をご参照ください。 東京都インフルエンザ情報 (←ここをクリック)

 全国的にも流行しています。全国で1/22までの1週間で医療機関を受診したインフルエンザ感染者の推計は、先週の99万人からいっきに161万人に増えたそうです(1/25発表)。診療していても、今週はインフルエンザの患者様増えたなぁと感じます。

 国立感染所研究所ではピークはこれからと予想しているようなので、まだまだ注意が必要です。1度インフルエンザに感染した方でも1シーズンに2回以上他のタイプのインフルエンザにかかることがあります。油断せずうがいやマスクなどの予防策を講ましょう!