秋からスギ花粉症対策!

今日は舌下免疫療法の話を書きます。春にスギ花粉で苦しまれている方多いですね。もし毎年のことなら秋のうちから花粉症対策を始めてはいかがですか?

スギ花粉の舌下免疫療法(シダトレン)は減感作療法の一種です。スギ花粉が飛散する時期(凡そ1月下旬から5月上旬)には始めることが出来ません。だから、秋のうちに始めた方が良いのです。詳しくは、当サイトの舌下免疫療法のページを御覧いただくとして、患者様によく質問を受けるポイントを書いてみますね。

舌下免疫療法は、12歳未満の小児・妊娠中・授乳中の患者さまに関しては効果や副作用について不明な点があるためお勧めしておりません。また全身性の免疫疾患やがん治療中の患者さまも同様です。治療を一時的に中断した場合は維持期で1-2週間であれば同じ量から再開できますが、長くなると最初から治療をやり直すことになります。副作用は使用開始後一月以内に多いといわれています。なお、現在シダトレンは薬液を舌の根元に滴下する形で治療しますが、保存性に優れ扱いやすい錠剤も開発されています(発売時期はまだ未定です)。

この機会にご相談いただければと思います。

葛飾応為の浮世絵

先週あまりに運動不足なので、散歩がてら表参道の太田記念美術館に行ってきました。

目的は開催中の「葛飾北斎展」で、一度見てみたいと思っていた娘のお栄(応為)の「吉原格子先之図」が展示されていたからです。光と影の表現が実に巧みで、この絵が今のイラストレーターの展覧会に紛れ込んでも、全く違和感を感じさせないでしょう。

初めにお栄の話を知ったのが杉浦日向子の漫画「百日紅」でしたが、これが2年前にアニメになりました。3年前にカナダのキャサリン・ゴブィエという人が「北斎と応為」を、朝井まかてが昨年「眩(くらら)」という小説を書いています。これがこの前、NHKでドラマ化されました。

応為ブーム来てんなーと思いますが、お栄については明治26年に書かれた飯島虚心の「葛飾北斎伝」まで纏まった資料がありません。幕末から明治にかけては、彼女だけではなく浮世絵の価値を日本が忘れてしまった時期がありました。

しかし、約200年たって彼女の絵とお栄に光が当たり始めました。これからしばらく、応為の名前を目にする機会が増えそうですね。