好きな本:サム・ホーソンの事件簿

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 昔から推理小説は好きです。特にブラウン神父もののように、短くて無駄がなく下げが効いてる話は良いですね。

 これは田舎の開業医サム・ホーソン先生がお神酒を飲みながら昔経験した「不可能犯罪」について語る体裁の、推理短編小説です。いろいろな患者さんとの交流も丹念に描かれていて、同じ開業医としてはしっかりと地域に根差しているサム先生がうらやましくもあります。

 「不可能犯罪」というとすぐにディクスン・カーなどを思い出しますが、そういった猟奇的な傾向は乏しく、どちらかというとのんびりした風情が楽しめます。しかし、トリックはハッとさせられる奇抜なものもあり、読者は油断できません。

 ところでサム先生は毎回お酒を飲んでいます。訳文では「お神酒」となっているもの、原文ではスピリット(spirit)とか何とかなんでしょうかね?些細な部分ですが、妙に気になってしまいます。それに、毎回お酒ばかり飲んでいるサム・ホーソン先生の肝臓もちょっと気になります。

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