骨粗しょう症外来

骨粗しょう症とは?

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 骨がもろくなって骨折などを起こしやすくなってしまう病気が、骨粗しょう症です。がんや脳卒中・心筋梗塞のように直接命を奪われるものではありませんが、骨折で患者様の生活の質を著しく落としてしまうという意味で怖い病気です。

 骨粗しょう症は年齢を経るにしたがって増えていきます。特に女性については、閉経前後でエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急激に落ちることで骨密度が減少します。しっかり検査と診断を受けて、治療や予防をしましょう。

【さまざまな検査について】

  1. 骨塩定量検査(DIP法):手の骨とアルミニウム版をレントゲン撮影して比較します。骨密度を計測する方法です(上の写真)。DIP法は簡単に数値がわかるスクリーニングに適した方法です。結果は報告書にまとめてお渡しします。
  2. レントゲン検査:腰痛や脆弱性骨折の多い背骨(胸椎や腰椎)がチェックできます。
  3. 身長測定:25歳のころに比べて身長が短縮されていないかの検査ができます。
  4. 骨代謝マーカー:血液や尿検査で、現時点の骨代謝の評価ができる優れた検査方法です。薬物治療効果の判定などにも使用できます。当クリニックでは骨粗しょう症判定のため(特に薬物治療をされていない方は)血液検査でBAP(骨形成マーカー)とTRACP-5b(骨吸収マーカー)をお勧めします。

※ 当クリニックでは簡単に受けられるDIP法による骨塩定量検査を行っています。下の画像は一連の流れです(画像をクリックすると拡大します)。

【治療について】

  1. 運動や食生活の指導をします。適切な運動は骨に刺激を与えて骨粗しょう症の進行を抑制します。毎日のカルシュウム摂取は1000㎎以上摂取することが推奨されていますが、日本人のカルシウム摂取量は500㎎/日ぐらいといわれています。
  2. 内服薬として、活性型ビタミンD3製剤、ビスフォネート(BP)製剤、ビタミンK製剤などがあります。それぞれ毎日、週に1回などの内服頻度や飲み方に特徴があります。ご相談しながら適切な薬を選びましょう。
  3. 注射薬としては、カルシトニン製剤(エルシトニン:骨吸収抑制と腰痛などの鎮静作用)、抗RANKLモノクローナル抗体薬(プラリア:半年に1回の皮下注射だけ)などがあります。副作用や薬の効果をチェックをしながら経過を見ます。
  4. お薬の効果は、血液検査などで骨代謝マーカーや血中カルシウム値などを調べて、定期的に効果の判定して使用します。