舌下免疫療法(保険診療)

 

 強いスギ花粉症・ダニアレルギーをお持ちの方に、舌下免疫療法(SLIT)をお勧めしています。従来の皮下注射による減感作療法(SCIT)と比較して大きな副作用が少ない・繰り返し注射の痛みがないことが特徴です。

 シダトレン(スギ花粉アレルギー舌下免疫療法の薬)は、12歳未満の子ども・重症の気管支喘息や免疫性疾患や急性疾患がある方・非選択性β-blocker(降圧薬のテノーミンやインデラルなど)やステロイド剤内服中の方などは、薬の効果が不安定になるために原則として治療を受けられません。

  1. 治療を始める前に、血液検査で特異的IgEをチェックします。これはアレルギーの原因が本当にスギ花粉なのか(ダニなのか)を確認するためです。また、開始する時期はスギ花粉が飛んでいない、おおよそ5月ぐらいから翌年の1月までに限られます。
  2. 初回投与を行う予約日を決めます。シダトレンもミティキュアも、初回投与時には約30分院内に留まって副作用がないか経過観察を受けます。シダトレンは液状の薬を舌の裏に滴下し2分間保持した後に飲み込みます。
  3. 初回投与後は自宅で舌下投与を繰り返します。始めの2週間はボトルからの滴下量を徐々に増やし、2週間以降は同じ量のパックを毎日滴下し続けます。症状が安定していれば、通院はおおよそ1月に1回となります。

 完治するケースでは約3-5年かかることが多いので、患者様には十分ご理解いただいた上で治療を開始しています。

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 ダニアレルギーはアレルゲンの発生は通年性なので特に開始時期の制限はありません。また、薬がシダトレンは液体なのですが、ミティキュアは錠剤です。

 初めの1週間は容量の少ない錠剤を使用し、2週目以降は容量の大きな錠剤を使用します。やり方は1日1回、錠剤を舌下におき1分間保持した後で飲み込みます。シダトレンと同様に初回使用時は30分間クリニック内で経過観察する必要があります。詳しく知りたい方は、アレルゲン免疫療法ナビを見てください。


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