胃がんリスク検診(ABC検診)

【胃がんリスク検診(ABC検診)とは?】血液中の胃粘膜萎縮(老化)のマーカーであるペプシノゲンと、胃・十二指腸潰瘍の主な原因と考えられているヘリコバクター・ピロリの抗体価検査を組み合わせて、胃の健康度をA~Dの4つの群に分類します。血液を採取するだけの簡単な検査です。内視鏡検査は患者さんの負担が大きいので、まず内視鏡検査まで受けるべきか判断する材料になります。

 A群(健康的な胃粘膜)では胃がんも含めて病気になる可能性は非常に低いです。B群(少し弱った胃粘膜)では胃・十二指腸潰瘍などに注意しごく少数ながら胃がんの報告もあるので一度内視鏡の検査を受けましょう。C群(弱った胃粘膜)では胃がんなどの病気になりやすいリスクがあります。D群(かなり弱った胃粘膜)胃がんなどの病気になるリスクがあります。必ず内視鏡検査を受けるようにして、異常がなくても毎年経過観察をするようにしましょう。

 ある報告では、各群に同じ日に内視鏡検査をした場合に胃がんを発見した割合は、A群0%(0/2802)、B群0.21%(7/3395)、C・D群1.87%(39/2089)です。ただしABC検診は簡便な方法で胃粘膜を評価する検査法であって、直接胃がんを見つけるものではありません。その点を心配される方は初めから内視鏡検査を受けられることをお勧めします。胃がんリスク検診の料金は 2,000円(税込)です。

【検査の注意点】内視鏡検査に比べて患者様のご負担は少ないと思いますが、内視鏡に変わるものではありません。また、世田谷区でも胃がんリスク検診を行っています。対象は、各40歳・45歳・50歳・60歳・70歳の区民の方で生涯に1回のみです(当院では区の健診をお受けしておりません)。世田谷区民ですが上記の年齢まで待てない方、1回受けたけれど時間がたってしまったのでもう1回検査を受けたい方、当院で他の検査を受けるので一緒に検査したい方は、ご検討されてはどうでしょうか?


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