6月、舌下免疫療法の始めどき

 

 

 長かった花粉のシーズンが終わりました。面白いことに、シーズン前スギ花粉予測は「日本気象協会」と「ウェザーニュース」で全く正反対でした。日本気象協会は例年より多いと予想し、ウェザーニュースは逆に例年より少ないとの予想でした。

 春の花粉の飛散量は、夏の間の日照時間に影響されるといわれています。昨年の夏は気温が一定しておらず、前半はカンカン照り、後半にいくつも台風が来るなど予想が難しかったようです。

 東京にいると花粉の飛散量は多く感じたので、個人的には日本気象協会に軍配を上げたくなりますが、全国的にはどうだったのでしょうか?

 毎年、スギ花粉症で悩まれる患者さまは、来年に向けて早めの舌下免疫療法導入をお勧めします。

顔面けいれんと眼瞼けいれん

 ときに「顔がピクピクして心配です」と受診される患者様がいます。顔のけいれんは病気によって特徴があり、顔面の半分だけが収縮する「顔面けいれん」、時に両側に生じる「眼瞼けいれん」、心理的な要因ででる「チック」などがあります。

 顔面けいれんは脳内で動脈と顔面神経が接触し拍動が伝わるために起きるもので、場合によっては接触部分を外す手術をします。眼瞼けいれんは脳内で神経伝達物質の「アセチルコリン」に異常が生じることが原因ではないかといわれています。眼科でドライアイの症状と間違われるケースもあるようです。

 自然に治まることもありますが、症状が軽くない場合には初めに内服治療を試みます。内服治療でコントロールが困難なときには、ボトックス療法か、当該の専門の先生に紹介するかご相談します。

 いずれも適切な診断と、それぞれの病気にあった適切な治療を心掛けたいと思っています。お心当たりの方はご相談ください。

季節の移り変わりが早すぎる件

 年を取ると時間の流れが速くなるといいますが、3月に雪が降ったと思ったらその後すぐに桜が咲いてしまいました。

 最近では初夏のように日中の気温が上昇することもあります。4月15日は桜新町でさくら祭りですが、今年は残念ながら桜は散ってしまいました。

 これも地球温暖化?それともラニーニャ現象?

 テレビの解説は、何度聞いてもよく分かりません。ただ、今年もバタバタと忙しく桜を楽しむ余裕がなかったので、せめてブログにだけ美しい桜の姿を留めておきたいと思います。

春の嵐とスギ花粉

 

 早いもので、もう3月になりました。今日は低気圧が通過したため、関東は朝から強い風が吹きました。その風もちょっと前の厳しい北風ではなく、生暖かい南風でした。気温が上がると花粉症の本格的なシーズンを迎えます。

 2月20日頃からスギ花粉の大規模な飛散が始まりました。これから例年4月下旬から5月上旬に終息宣言が出るまでは、舌下免疫療法の導入はしばらく延期となります。

 スギ花粉症の方に、この季節空を見上げると黄色く感じるといわれたことがあります(その時は、気持ちの問題なのかなぁと思いましたが)。目のかゆみやくしゃみ鼻水などのご相談もぜひどうぞ。

コーナーの飾りつけ(冬・電車)

 今月のコーナーの飾りつけは、世界最小の電車模型Zゲージです。

 雪は紙粘土・重曹をボンドで固めて作りました。冬景色の中をロクハンのショーティー、キハ52がトコトコ走ります。スタッフや家族には呆れられておりますが、なかなかの力作だと思いませんか?

 2月いっぱいは展示しております。興味のある方は見に来てくださいね。

多摩川が霧の川に

 今朝4年ぶりに東京に大雪が降りました。おそらく朝のうちだけだと思いますが、通りかかると多摩川が全面霧でおおわれていました。思わず写真に撮ってしまいました。

 足元がぬかるんで転びやすくなっています。しばらくは注意して過ごしたいですね。

タミフルの予防投与について

 この時期、患者様からインフルエンザについて良く質問されます。その一つが「インフルエンザの症状はないが、心配なので予防的に薬を内服できるか?」です。残念ながら、保険診療ではインフルエンザ感染の可能性がないと薬は使用できません。薬には副作用のリスクもあり、乱用を防ぐためには仕方ないことかもしれません。

 インフルエンザ予防の基本はワクチンです。ただし、タミフルなどの薬剤は自費診療での予防投与が認められています。

 原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である下記の方々が対象となります。
(1)高齢者(65歳以上)
(2)慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
(3)代謝性疾患患者(糖尿病等)
(4)腎機能障害患者
ただし、この対象者であっても予防投与は保険適応外となります。

 上記範囲以外で使用し大きな副作用が出た場合、厚生労働省の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外になる可能性があります。

 当クリニックではタミフル予防投与について希望された場合は、はじめに院長外来(初診料 1.800円(税込))を受診いただきます(すみませんが、説明の結果、希望されない場合もこの受診料はかかります)。

 そこでタミフルの予防投与について理解いただいた上で、内服を希望される場合は1日1錠10日分を、4.800円(税込)で処方いたします。もし必要な方はご相談ください。

 

 

インフルエンザが流行

 新年あけましておめでとうございます。寒い日が続いてますね。今日はクリニックを開く準備をしているのですが、いやはや何をするにも寒くて大変です。

 上のデータは昨年12月21日発表の東京都福祉保健局のものですが、インフルエンザが流行してきました。風邪症状で受診いただく患者様の中にも、感染した方が見つかるようになってきました。

 時に受診の際に、「熱は出ていないけれども頭や体の節々が痛むので、経験上インフルエンザだと思う。調べて欲しい」といわれます。ところがインフルエンザの検査は鼻腔内でインフルエンザが増えたものの一部を取ってきて調べます。だから、インフルエンザ感染があってもまだウイルスが増殖していないような、熱の出ないごく早期の患者様では検査をしてもほとんど陽性反応がでません。

 一般的な迅速診断キットでインフルエンザにほぼ確実に陽性反応が出るのは、熱が出初めてから12時間以降といわれています(ドライケムでも3時間ぐらい)。インフルエンザは38度を超える高い熱が特徴で、おおよそ2-3日症状が持続し、その後は体内のインフルエンザの数は急激に減っていきます。

 インフルエンザ用の抗ウイルス薬は発症後48時間まで効果があるといわれています。その後は自然に治る例が多いので対症療法で解熱薬などを出すことはありますが、抗ウイルス薬の治療適応はありません。インフルエンザの時間的な推移をご理解いただき、患者様とともに有効な診断や治療を行いたいと思います。

添い寝するねこ

 今日は一段と冷えますね。こんな日もねこのように毛が密集していたら暖かく過ごせるかもしれません。特に手触りの良いお腹のあたりのモフモフがたまりません。でも、いつもしつこく撫で回すので、本人(ねこ)に怒られています。

レレレのおじさん

 朝、クリニックを開く前に入口を掃きます。その時、箒を持っている自分の格好は「レレレのおじさん」みたいだなぁとよく思います。

 いま赤塚不二夫のアニメと言えば上手にリブートとされた「おそ松さん」ですが、ぼくの世代は「元祖天才バカボン」。小学校の頃ゲラゲラ笑って観てました。レレレのおじさんは目玉つながりのおまわりさん、ウナギイヌ、などとともに準レギュラーの一人でした。

 このレレレのおじさんのモデル、仏陀の愚鈍な弟子だった槃特といわれています。記憶力が悪く、他のお弟子さんのようにお経をそらんじることができず落ち込んでいた槃特に、師匠の仏陀はお経を詠む代わりに毎日お寺を隅々まで掃除するように言い渡しました。初め仏陀の真意を測りかねた槃特でしたが、言われたとおりに愚直に掃除を続け、ついにお経を詠まずに悟りを開くことができたそうです。

 それを思うと、レレレのおじさんのようなこの格好も悪くないかもしれません。悟りを開くつもりで、毎日のお掃除を頑張りましょう!